オプションは/をつけて指定します。ファイル名などを指定する場合は、
さらにその後ろに指定します。コマンドライン上で秀丸を起動し、オプションを追記することで
grepやマクロの起動、オープンファイルのエンコード指定など様々な秀丸の機能を
呼び出すことができます。
秀丸エディタの主なコマンドラインオプション
主なコマンドラインオプションは以下となります。(秀丸エディタVer8.30対応版ヘルプより引用)
例えば、/c.txtと指定すると、拡張子がTXTのファイルの設定となって秀丸エディタが立ち上がります。
/cオプションとファイル名の両方を指定すると、/cの効果は「閉じて開く」「名前をつけて保存」などをするまで有効になります。(V3.19まではファイル名を指定すると/cの効果は無くなっていました)
/cと拡張子の間には空白が入っていてもかまいません。
フラグは、以下のものを指定できます。
検索するファイルは、ダブルクォーテーション("")でくくってください。
有効 無効 大文字/小文字の区別 c C 単語の検索 w W 正規表現 r R あいまい検索 z Z サブフォルダも検索 u U ファイル名一覧だけ作成 o O ファイル名をフルパスで出力 f F 最小化状態で実行 m M
検索する文字列は、ダブルクォーテーションでくくる必要はありません。
この/gオプションと同時に、開くファイル名を指定してはいけません。
例:Hidemaru.exe /gcwrUo,"c:\New Folder\*.txt",検索文字
フラグは、以下のものを指定できます。
検索する文字列は、ダブルクォーテーション(")でくくってください。
有効 無効 大文字/小文字の区別 c C 単語の検索 w W 正規表現 r R あいまい検索 z Z
ダブルクォーテーションそのものを記述するには2つ並べて「""」と書きます。
(「"abc"」を検索する場合は「/s,"""abc"""」)
この/sオプションと同時に、開くファイル名を指定しないと、あまり意味がないです。
例:Hidemaru.exe /sr,"[A-Z]+" c:\folder\filename.txt
行番号は、動作環境での設定に関係なく、エディタ的な番号(改行文字だけを数えた番号)として計算されます。
桁番号を省略すると行の先頭に移動します。
動作環境の「1行の文字数を超えたウィンドウを自動的に小さくする」が有効の場合、cxは行番号表示を除いたサイズを指定してください。
ただし、秀丸パブリッシャーを使用している場合は、秀丸パブリッシャーの処理方法によります。/pの後に印刷テンプレートのファイル名を付けて渡すことができます。
エンコードの種類ではないですが、/fb を指定すると、バイナリモードになります。
/fs SHIFT-JIS /fu Unicode /fub Unicode(Big-Endian) /fe EUC /fj JIS /fu7 UTF-7 /fu8 UTF-8 /fcs 簡体字中国語 /fct 繁体字中国語 /fk 韓国語 /fa 欧文 /fu32 UTF-32 /fu32b UTF-32(Big-Endian)
/fの後に数字を書くと、マクロのencodeキーワード(charsetキーワード)で表されるエンコードの種類で開きます。
例えば、/f16 とすると、キリル言語になります。
数字で指定する場合は、改行コードの指定もできます。数字に64(16進数で0x40)を足すとLFのみ、128(16進数で0x80)を足すとCRのみ、192(16進数で0xC0)を足すとCR+LFにすることができます。
このオプションを指定しなければ、エンコードの種類を自動判別します。
「開く」ダイアログでエンコードの種類を指定する場合は、エンコードの種類の指定を参照してください
他のオプションよりも先に書いておく必要があります。
例:Hidemaru.exe /z /xtest.mac
コマンドラインで同時に指定されたファイル名のみに影響があります。
/m0 動作環境に従う
/m1 開く方法を問い合わせする
/m2 上書き禁止で開く
/m3 同じファイルを2つ開くことを禁止する(既に開いているファイルにジャンプする)
/m4 ファイルを読み込みなおしする
/m5 強制的に開く
このオプションが無い場合は、[その他]→[動作環境]→[ファイル]→[排他制御]→[秀丸エディタで同じファイルを開く場合]の設定に従います。
例:Hidemaru.exe /m2 c:\folder\test.txt
マクロでは、getarg関数を使って取得します。""でくくると空白を含んだ文字列も渡すことができます。
ダブルクォーテーションそのものを記述するには2つ並べて「""」と書きます。
(「"abc"」を指定する場合は「/a"""abc"""」)
例:Hidemaru.exe /xtest.mac /aparam1 /a"param 2"
/l に続いて3つの数字をカンマ区切りで書きます。
最初の数字が読み込み位置で、次の数字がサイズで、その次の数字はフラグです。
フラグは以下のような意味の値を足したものになります。
読込み範囲を指定しない 16
行単位に境界を揃えない 32
強調表示を無効にする 64
折り返しを最大にする 128
上書き禁止にする 256
例:Hidemaru.exe /l1234,5678,0 c:\folder\filename.txt
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